建築

2010年2月19日 (金)

歩道の点字ブロックの作り方。

歩道の点字ブロックの作り方。

うちの事務所の前は国道17号線です。予算消化かどうかは知りませんが、「今傷んだ舗装を直しています」という触れ込みで夜9時から朝まで工事をしています。

歩道がずっとガタガタだったのですが、ようやくまっ平らになりました。

金曜日に近くの交差点を見ていましたら、なんやら黄色いものが目に飛び込んできました。

何をしていたかというと、点字ブロックを作っていたのです。

ずっとじっくり見ていたわけではありませんので、くわしくはわかりませんが、型枠に樹脂を流し込んで固めているようでした。

私はずっと成型品を貼り付けていると思いましたので意外でした。

まだまだ世の中には知らない仕事もたくさんありますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月11日 (火)

賃貸マンションでとても20㎡に見えないお部屋~コロンブスの床

先日 さとうべネックさんから招待を受けまして「コロンブスの床」を取り入れた賃貸マンションを見てきました。

以前にもこのブログで紹介したことがあるのですが、より一層進化していると感じました。

全部で10部屋見たのですが、どれも入った瞬間「うわーすごい」という声が思わず上がります。

最初に見たのは20.29㎡の部屋です。(坪数にすれば6坪強)

天井高がなんと3,150㎜。通常の賃貸マンションであればまあ2,500㎜、高くても2,600㎜程度のところが500㎜も高いのですからね。開放感があるので全然狭さを感じません。十分2人でも住める感じです。

4052_2

そこを活かしてなんとロフトが付いています。さらにウォークインクローゼット(!)まであります。

キッチンも対面式ですし、その前にはカウンターが付いています。

その他随所に工夫が施されています。あちこちにニッチな収納やロフトにもモノ入れ。さらにはキッチンの下側には階段収納があるなどマンション暮らしの日頃の収納の悩みに見事にこたえてくれています。

もうひとつの部屋は、ロフトに上るのに箱階段になっていました。はしごで登るのが苦手な人でもこれなら安心です。

2072_1

自分で住むだけではなくて、週末や休みの日に友人を呼んでパーティーしたくなる感じです。

なぜこのようなことができるのでしょうか?

集合住宅の廊下や洗面、浴室、トイレなどの天井裏にはたくさんのデッドスペースがあるそうです。その未利用空間を、上下階で上手に組み合わせることによって、階高を上げずに有効活用しているからだということでした。

私が関心するのは、誰かだけが得する関係になっているのではなくて、住まい手も施主も作り手も皆WIN―WIN―WINの関係になっていることです。

つまり①入居者は、住みやすく収納たっぷりで友達も呼べる部屋に住めてハッピー。②デベロッパーさんは相場よりも1万円以上高くてもすぐに満室稼働になるのでハッピー。③そしてこれを設計・開発・施工した建築会社もこれを建てて収益が上がるのでハッピー。誰も損していないことです。

ヒットする新商品開発の最大ポイントは、ターゲット顧客の「そうそうこれこそ欲しかったものよ!」という潜在的なニーズを引き出し、それを具現化してあげることです。

しかもその具現化の方法は顧客のわがままな要求に対して部屋を大きくする、階高を上げるなどの安易な方法で対応するのではなくて、同じスペース、同じ階高という厳しい条件の中で収納力を1,5倍から2倍にしたり、開放的な空間にしたりしているところがすばらしいのです。

しかもそれをやることがデッドスペースの未利用空間を活用しているという建築の専門家が後から気がつけば「なーんだ」ということを先にやったところが素晴らしいです。(だからこの商品の名称は「コロンブスの床」なのですね)

もっと素晴らしいのは、この商品を開発するのにあたって徹底的にターゲット顧客に直接聞いていることです。2002年からマーケティング会議として主婦、アクティブシニア、シングル、ディンクス、子育て中の住まい手を年次を追って聴いているのです。

まさに私が理想とする商品開発をしている現場を拝見できて感動した1日でした。

ご興味がありましたらぜひこちらのWEBサイトをご覧ください。

http://www2.satobenec.co.jp/info/task/index2.html


参考になりましたらプチっとお願いします

☆ヒットする新商品・サービス開発のポイント
(1)住まい手のわがままを、同一の厳しい条件の中で具現化している。
(2)住まい手のわがままを徹底的に聴いている。
(3)住まい手、施主、作り手いずれもハッピーな関係になっている。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年4月17日 (月)

すごいマンション~コロンブスの床~

マンションに住んでいて何が悩みかというとともかく収納のなさと、天井の低さですね。私もマンションに住んでいるのですが、何かと言うと妻から「早く捨てて!(怒)」と私の趣味の保存しているものを追及されます。私の趣味はある雑誌でして、それが本棚2つ分も1部屋に置いてあるのです。それ以外にもリビングルームに本が結構あります。さすがに昨年末本棚から溢れていたのには妻が切れましたので、泣く泣くブックオフに売りました。(130冊ぐらい持って行ったのですが4500円程度です)

そんな中画期的なすごいマンションが賃貸であります。それは「さとうべネック」という建設会社が特許をとっている「コロンブスの床」を採用したマンションです。ここの開発部長である清水さんはものすごい情熱家と熱心さでまさに新商品開発をする人のお手本みたいな人です。先日この工法を利用した見学会にご招待いただきました。(ご興味のある方は「コロンブスの床」開発物語をぜひさとうべネック様にご請求ください。)

自ら志願して、建設会社には珍しい商品開発部を当時たった一人で立ち上げ、マーケットインの発想で試行錯誤しながら本当に長い時間をかけて熟成した商品が花開いたのです。なかなか写真では伝えられないのでぜひ体感していただいた方が早いのですがこんな感じです。↓

Pict0048    Pict0053

えっ何がすごいか?ですって。実はですね、天井高がとっても高いんですよ。それだけでも圧迫感が全然違いますね。部屋の大きさ以上に広く感じます。この物件は上野御徒町にできたワンルームマンションなのですがワンルームという感じがしませんでした。どういう仕組みかというとそれはこちらのサイトを見てもらいたいのですが↓、
http://www.satobenec.co.jp/task/index2.html
簡単に言えば部屋ごとにある天井や床下のデッドスペースを考えながらきちんと設計していくと、余裕が生まれるわけですね。そこを利用して押入れの中を掘り下げたり、床下収納したり、あるいは上記の写真のように足が十分入る掘り込み式書斎+ロフト感覚のベッドを上に作っても全然圧迫感がない部屋ができるわけです。

このマンションは賃貸なのですが、部屋の埋まるスピードが全然違うそうです。なぜならこの部屋を見た借りようと思う人がぜひ借りたいとすぐ思うからですね。つまりオーナーにとってもメリットがある部屋になるわけです。それでいながら建築コストがアップするのはほんのわずかだそうです。

Pict0013 Pict0016 

この工法の特許は「日本弁理士会会長奨励賞」も受賞しています。このマンションの見学会は今後のお施主さん方もたくさんいらっしゃって「うちもぜひこれでやりたい」と他の業者で話が進んでいたのを止めてこちらに乗り換えたりしている例が続出したそうです。皆がハッピーになるこのようなユニークな商品がヒットするのはうれしいですね。

☆ヒットする新商品・サービス開発のポイント
(1)考えて考えて考え抜く(開発した清水さんは、他の業界やマーケティング関連のあらゆる本を読んだり、思いついたことをすぐ書けるように枕元にノートを置いたり、手許に常に持ち歩いたりしています)
(2)住まい手の声を徹底的に聞く
(ターゲットの心の声に耳を傾け、素直に聞く→その不満を解消しているからこそ皆飛びつくわけですね。)
(3)住む人、開発する人、貸す人、そして自社皆がハッピーになるものを作る
(「売る側だけ儲かる」は長続きしない)
(4)自分の会社の常識を破るPRを戦略を組み立てて徹底的にする(様々な資料、ビデオ、グッズを作ってます。パブリシティも素晴らしく色々な新聞で取り上げられています)

| | コメント (0) | トラックバック (0)