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2008年7月10日 (木)

東京国際ブックフェアの茂木健一郎氏の基調講演を聞いてきました。

これは始まる前の写真です。

まあご本人が登壇されてもほとんどわかりませんのであえて写しませんでした。

会場は大盛況でしたね。1200名の方が会場を埋め尽くしました。

タイトルは、「本」の流通は脳に始まり、脳に終わる というものです。

最初は絵本を遊び道具に使ったという話から始まりましたが、なるほどと思ったのは次の3点です。

まず本とインターネットは相性が良いという点です。

インターネットが普及して、グーグルがブックサーチを本格化させると本が売れなくなると思っている人が多いけれどそれは逆であると強調されていました。

検索性とアーカイブ性が優れているのだから、全文検索させて関心があればその本は買うようになるということです。

全文をダウンロードして、本にする手間を考えたら、コストに見合わないので結局本は買うだろうということです。

日本の本に携わる人はおおむね及び腰だが、もっと積極的にグーグルのブックサーチなどに協力すべきだとおっしゃっていました。

その中で特に週刊誌については危機的状況であるとおっしゃっていましたね。

それはせっかく作った原稿のアーカイブもなく、検索もほぼできないので捨てられてしまうというところから来てしまうからです。

もっと真剣にインターネットを使って保存をして後で検索がしやすいようにすべきだと強調されていました。

2点目は「本」は、人生におけるアンカーの役割をしている。インターネットは浮遊していて常に変化しているつかみどころがないようなものだからこそ本はアンカーとなり得るとおっしゃっていました。

人類の叡智が詰まったものを読みたいという欲求はなくならないのだと。

3点目は、ノウハウ本のみならず古典となるような本を我々は生み出さなくてはならないということです。

特に日本は資源もなく、食糧自給率も低く、一番の強みは知性であるのだから、それを支える本の役割はますます重要になるとおっしゃっていました。

著作権が切れてもいまだに売れる本。(これと2刷り目以降の本はお札を刷っているのと同じだとおっしゃっていました)

そのような本を私も書きたいものです。

ただ私が少し思うのは、本を買って読む層というのは限られていて、その人たちはヘビーユーザーだけれども

さてこの講演の元となっている東京国際ブックフェアにも当然行きましたのでその感想はまたの機会に書きます。

その前に国際文具フェアに行きました。ここでは新製品が有力メーカーから続々と発表されていますのでそちらを明日以降見てみることにしましょう。


参考になりましたらプチっとお願いします

☆ヒットする新商品・サービス開発のポイント(今回は「本」について)
(1)全文をインターネット検索にさらし、検索をしやすくすればもっと本は売れる。
(2)「本」は生きる上でのアンカーの役割をしているので廃れることはない。
(3)100年後にも読まれる古典を作る努力をすべき。

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コメント

なるほど。
斬新な意見ですが、そのとおりですね。
勉強になります!

投稿: tora | 2008年7月11日 (金) 14時30分

>tora様
いつもコメントありがとうございます!
ご返信が遅くなりまして申し訳ございません。少しでもお役に立てましたら幸いです。

投稿: 企画屋(河合正嗣) | 2008年7月28日 (月) 18時32分

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