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2007年10月23日 (火)

坂本乙造商店様のすばらしいお話をお伺いしました

10月20日はすでにお伝えしました通り、中小企業大学校広島校と広島修道大学合同の研修の講師に行っておりました。

午前中は3回目までライブとして、著名な中小企業の経営者をお招きしてお話を1時間半ぐらいお伺いします。

今回は掲題の坂本乙造商店の坂本朝夫社長でした。

中小企業でありながら第1回の「ものづくり大賞」の経済産業大臣賞を受賞されたり、元気なモノ作り中小企業300社に認定されたりしています。

何位をしている会社だったかというと、漆精製、漆問屋さんだったわけです。(今もわずかですが販売されているようです)

それがこの3代目の坂本社長が就任されてから、問屋業から独自の製品づくりへと経営方針を転換されて今に至っていらっしゃいます。

詳しくはURLをご覧ください。

ニューヨークのMOMA(近代美術館)のパーマネントコレクションに選ばれたり、航空機のファーストクラスのシートに採用されたりしているのです。

素晴らしかった点は次のことです。

1.漆屋なのに漆の特性が良く分かっていない。それを自主的に実験をして確かめた。耐熱温度、アルカリに強い、水素を通しにくい、酸化に強い→どのくらい?データで明らかにすれば工業製品に応用できる。

2.ヨーロッパの名だたるブランドを作るメーカーからの漆の依頼について手を挙げた。→このような伝統的なメーカーは工業汎用製品を作りながら、儲からない高級品を作っている。→安くて良いものは日本に取られたから(当時)

3.この状況が今の日本と同じである。安くて良いものは中国、東南アジア、その他の国に取られた。となると付加価値をつけなければ日本のメーカーも対応しなければならない。そこで引きあいが来る。

4.ところが日本のメーカーは合理化でいかに安く、無駄を省くかということを徹底してきたので、従業員もすべてそのような志向になっていて、いきなり高級な付加価値のあるものを作れと言ってもできない。そこにチャンスがある。

5.業態を変更するにしても自社の強み(もっといえばDNAを生かして)違うところに出ていくべき。日本の伝統工芸は伝統にこだわりすぎ。ずっと同じことを連綿と続けるということに意義を見出し過ぎている。

新商品開発や、今後の事業の在り方に多いにヒントを得たお話でした。

最近の試みとして「箱家」という新しい家具にも取り組んでいらっしゃいます。よろしかったら坂本乙造商店のURLをご覧ください。→

http://www.eyes-japan.co.jp/otozou-html/topics-1.html


参考になりましたらプチっとお願いします

☆ヒットする新商品・サービス開発のポイント
(1)自社の強みや扱っている素材の強みを自主的に研究して数値化している。
(2)積極的に工業製品に付加価値を付けるという方向で取り組んでいる。
(3)プレゼンテーションが上手。写真もすばらしい。

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