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2007年7月20日 (金)

グロービス15周年竹中平蔵氏の講演を聞いてきました

いやー本当にバタバタしておりまして更新が昨日はできませんでした。

掲題のセミナーは7月13日グロービス東京校の一番広い部屋で100人以上を集めて開かれました。名古屋校と大阪校もテレビ会議システムで同時中継です。

グロービスはご存じの方も多いでしょうが、MBAの経営大学院です。グロービスそのものは株式会社ですが、特区によって運営が認められています。文部省管轄の大学院なわけです。

http://gms.globis.co.jp/

本当は大学や大学院にしようとすると広大なキャンパスが必要だったりいろいろと規制があるわけなのですが(そもそも株式会社は特区以外は運営できない)それができているわけです。

私は現在地にある前の7年前ぐらいに、ベンチャーコースを受講したことがありまして、その縁で今もメールマガジンが届きます。

今回このセミナーはものすごい人気で倍率もすごかったようです。私が申し込んだ時点でキャンセル待ちでした。しかし奇跡的に空いて行けることになったわけです。

と前置きはこのくらいにして、ちょっと中身に触れます。

竹中氏は冒頭迫力あるで出しでした。参議院選挙が近いこともあって、年金問題にまず触れました。これは事務方のミスなのだから、ミスはけしからんのが争点になるのはおかしいと指摘。ミスをした社保庁の職員は全員解雇し、年金記録が不明な人は推定無罪にするしかないと言ってました。

それと参議院選挙の見どころとして、族議員が何人生まれるか?ということに着目すべきだとも言ってました。全国区は比例代表制であり、いわゆるタレント議員以外は組織をきっちり持っているところがどれだけ集票するかがわかるというわけです。

ところでテーマは「なぜ改革が成功したか」です。

竹中氏は3つのことを事例を交えながら指摘しました。

まずひとつは「情熱」

ものごとを何か変えようとするときは、心の底からの情熱がなければ実現しないと強調していました。

次に大事なのは「戦略は細部に宿る」

当たり前のことをないがしろにせず、しっかりときちんと積み上げることだと指摘しました。

藤田 田さん(日本マクドナルド創業者)と知己だそうでして、その時のエピソードを話されました。

「経営者はホームランを狙ったらあかん。何が何でも一塁に出る、ゴロでも、エラーでも、デッドボールでもええから」ということが印象に残ったそうです。

もうひとつの例として「金融再生プログラム」のことを言いました。これには当たり前のことしか書いていないそうです。それは資産査定を「DC法でやれ」ということです。それを検査マニュアルまで反映したことが成功のカギだそうです。

もう一つの要素として「関係者と直接対話する能力」を挙げていました。

国民はメディアを100%信じているわけではない。なんだかんだいろいろあるけれどあの人いいんじゃない、という印象を持てれば勝てると言っていました。

その代表例が、参議院で郵政民営化法案が否決された夜の首相会見です。

彼は一切原稿を見ずに一気にしゃべりました。私もライブでそれを見ていましたが、本当に迫力がありました。

翌朝、竹中氏は小泉首相のところへ「民営化法案を否決されて申し訳ございませんでした」と担当大臣として謝罪しに行ったそうですが、小泉首相の方から先に「竹中さん。あれほど尽力してもらったのに否決になってしまって私の力不足で申し訳ない」と謝られたそうです。

そうなると竹中氏はなんとも言えなくなって「いやー昨晩の会見は迫力ありましたね」と返すしかなかったそうです。

小泉さんは「あれは二度とできんな」といったそうです。

そのほかリーダーは毅然とした態度とゆるぎない信頼を部下に寄せるとか、意志決定のメカニズムは自分で実績を作るしかないとか示唆される話が満載でした。

プラスして小泉さんは茶目っ気もたくさんあるそうです。たとえば「抵抗勢力ともコテコテの官僚ともよく議論してくれ。…ただし言うことは聞かないでいいからね(ニヤ)」という感じです。

竹中さんは谷村新司と友達だそうですが、一度小泉さんと会わせたそうです。

その時の谷村氏の感想は「あの人天然なんですね。」だったそうです。

経済財政諮問会議は、橋本行革の成果ですが、うまく機能していなかったのをこれでやろうと決めたそうです。

その際やり方は裏会議を4回ぐらい信頼できるスタッフと事前にみっちりとやってシナリオを決める。それを総理の了承を取って諮るという方式を取ったからうまく行ったと言っていました。

今の教育再生会議がめちゃめちゃなのは、出席者が皆持論を言ってシナリオなき会議なために結論もめちゃめちゃだと言ってました。

ちなみにこの裏会議、竹中氏にマスメディアの尾行が付いていてどうやって巻いたかというエピソードも話されていました。

確認の仕方は、SPが「はい右行って、左行って」と頻繁に進路変更して後ろにしつこく付いてくる車があるかどうかで確認できるそうです。

もうひとつは土日は尾行されないそうです。(つまり記者が休みだから)

理路整然とわかりやすくしゃべるという点、また原理を出して例示をたくさん出すなど参考になる点がたくさんありました。


参考になりましたらプチっとお願いします

☆ヒットする新商品・サービス開発のポイント
(1)冒頭のつかみは聴衆が聴きたがっていることにズバッと切り込む。
(2)キーワードを挙げてその根拠を豊富な例示で説明する。
(3)おもしろいエピソードも散りばめる。

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