« 国立新美術館に行ってみたのですが… | トップページ | 『ヒット商品を最初に買う人たち』を読んだのですが… »

2007年4月18日 (水)

21_21DESIGN SIGHTへ行きました

昨日は会合が始まる直前になんとか更新しました。

それで続きを書きます。

新国立美術館が想定外の事態で入場できなかったので、それではミッドタウンのサントリー美術館にでも行くかと思ったのですが、それは思いとどまって21_21DESIGN SIGHTに行きました。(これ以降面倒なので21_21と表記します)

サントリー美術館に行かなかったのは、テーマが「日本を祝う」で6月までやっているからです。

こちらの21_21は、『安藤忠雄 2006年の現場 悪戦苦闘』というテーマで4月18日まで(おお今日までですね)だったのでこれは行かねばと思ったのです。

この建物は、ビックサイトの公開緑地の一角に建てられていて、厳しい制限の中、地上1階、地下1階立ての建物です。三角形が特徴的でしかも1枚の鉄板で作られています。

P100029221_21

設計者は安藤忠雄、三宅一生氏が発案して、深沢直人氏が関わったものです。

URLはこちら→http://www.2121designsight.jp/

私が行ったとき、ちょうど安藤忠雄氏が解説をするトークセッションが行われておりました。

なぜこれを作ったのか。どういう意図かを語っておりました。

この施設は、デザイナーをはじめ、企業や職人、エンジニア、一般ユーザーがデザインへの関心と理解をムーブメントとして育てていくことを目指しているそうです。

そして日本の感性、技術力などを誇れる建物にしたと言っておりました。

21_21というネーミングの由来は、理想の状態が20_20という表現なのでそれの一歩先をいくとう意味だそうです。

建築関係の学生がたくさん居て、さかんにおもしろく挑発します。後10年で職人が日本からいなくなり、このような建物はできなくなる、後は役立たずの若者しか残らない…などです。

もうひとつ言っていたのは今年は建築資材がものすごく不足していて高騰しているということです。特に金属類はすごい値上がりだそうです。それは中国、インド、アラブ諸国などがものすごい勢いでビルを建てているからだそうです。

さらに日本の状況でいえば、今年の夏は絶対水不足になると予言しておりました。それは雪がほとんど降っていないからです。だから都市に降る雨を利用して、便所の水などは中水として済ませるような仕組みを作らなければと言っておりました。

今回私の疑問に少し答える発言もありました。

建築家がすべてを考えて押し付けているわけではないということです。つまり発注者側もアイデアを出し、意見を言い、何を実現して欲しいかを言っているということです。

表参道ヒルズは中がスロープですが、これは森ビルの森社長のアイデアだそうです。最初は安藤氏は反対したと言っておりました。

今回のこれは開館記念の特別企画展として、実際に作られた模型や設計図などが展示され、且つ鉄筋の骨組みが一部展示されていました。

また、今現在進行している他の4つのプロジェクトも同時に模型や構想図などが展示されていました。

興味を引いたのは渋谷駅です。13号線が開通するのをにらんで、現在大規模な東急の駅の建築工事が文化会館跡地で進行しています。中に卵の入ったユニークな建物です。

それ以外にも東京大学に寄贈された福武記念講堂とか、上野毛駅とかもありました。

この21_21の建築までのプロセスを書いた本が会場で売られており、安藤氏は例によってせっせとサインをしておりました。このサービス精神はすばらしいですね。

もうひとつウィリアム・フォーサイス氏の振り付けによるインスタレーションも見ました。踊りはおそらくこの建物の三角形と地下深く掘られたということをイメージしているのではと感じました。

今後もデザイン発信のバとなるようですので、注意して見ていきたいと思います。


参考になりましたらプチっとお願いします

☆ヒットする新商品・サービス開発のポイント
(1)実際にできるまでを詳細に記録してその経過がわかる。
(2)なぜこのような形になったのかも理解できる。
(3)企画展に安藤氏が自ら積極的に関わっている。
(4)インスタレーションももう少し解説しても良いのでは。

|

« 国立新美術館に行ってみたのですが… | トップページ | 『ヒット商品を最初に買う人たち』を読んだのですが… »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173214/14755572

この記事へのトラックバック一覧です: 21_21DESIGN SIGHTへ行きました:

» ここは中国ではない? [北京オリンピックまでに簡単に中国語をマスターする方法]
ここは日本なんだから、中国語なんて必要ない!なんて、無理言っていませんか?あなたがペラペラと中国語をしゃべっている姿を想像できますか?すごく上手にそして流暢に!もしかすると現実になる可能性がありますよ!!その世界へ一歩入り込んでみましょうよ?面白いですよ~!!しかも、はまります。もはや勉強ではありません、完全に趣味になりえますよ。中国語をマスターして喋れるようになったら、あなたはすごく嬉しいですよね!中国語に対する悩み�... [続きを読む]

受信: 2007年4月18日 (水) 20時05分

« 国立新美術館に行ってみたのですが… | トップページ | 『ヒット商品を最初に買う人たち』を読んだのですが… »