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2007年2月 5日 (月)

決定で儲かる会社をつくりなさい-出版記念講演報告

今日は1月30日に参加してきました掲題の件のご報告をします。

このセミナーのタイトルは、株式会社武蔵野の小山社長が昨年出したヒット本『「儲かる仕組み」を作りなさい』に続いて、今年発売になった『決定で儲かる会社を作りなさい』の出版記念の講演会です。なんと無料でした。

この本も売れていまして一時期アマゾンの和書部門で1位になったほどです。

でも後ほど述べますが無料なのは理由がありました。第一の理由としては今回の本を販売するということでしょうが、もっと真の理由があったのです。

武蔵野という会社は結構有名な会社です。中小企業ではありますが、ダスキン事業で地域一円を持っている会社です。

http://www.musashino.co.jp/

内容は大きく4つに分かれておりました。

当日の模様はどうぞこちらでご覧ください。→

http://www.musashino.co.jp/k-support/seminar_event_report2/20070130_01.html

(1)経営計画書は生きるための道具

この会社の経営計画書は手帳式になっていまして、社員全員が持っています。しかも持つだけでは読みはしないので、事あるごとに唱和したり、勉強会を開いたりして読み返す仕組みができているそうです。

すごいのは、堂々と公開していることです。当日会場にも実物が置いてありまして、見ることができました。

もっとすごいと思うのは、1年後の予定まですべて入っていることです。「すべて」です。

さて、小山社長はその秘訣を言いました。それはまさにタイトルどおり決めればよいとのことです。実行率98%だそうです。

マーケットにはお客とライバルしかいない。それに対応するために徹底的に組織を変えたそうです。

(2)企業文化・経営の考え方

なぜ変えることができるかというと、文化があるからだそうです。

彼の言う文化とは、①共通の言葉、②共通の道具、③共通の理解の3つです。

株式会社武蔵野の幹部は暴走族あがりの人や、高卒だけど中卒に近い人が多いそうです。それにもかかわらずすばらしい業績を出しているのは、企業文化が高いからだと言っています。

経営計画書がなぜ楽しいかというと「ルール」があって「スコアボード」があるからです。

多くの社長はただ「がんばれ」としか言わない。しかし0-0の時と、0-1の時と、1-0の時のがんばり方は違うはず。それがわかるのがスコアボードです。

これだけはIT化が進んでもアナログで掲示するそうです。つまり紙に書いて貼ってあるのですな。

見える化=アクション(行動)が変わらないと意味がないそうです。つまり信号機が赤なら止まるし、青なら進むということです。

そのためにはやさしいことを1つやるのが肝心とのことでした。ダメな人ほど難しいことをやるそうです。

共通理解についてはおもしろいことを言っていました。

社長が一番わかっていない。その次わかっていないのが部長、……と続いて一番わかっているのが平社員。

社長の役割はすばやく決定することが大事だそうです。

共通理解を促すために会議をしているそうですが、その進め方は、

①数字、前年比、差を話す

②お客様の声を具体的に固有名詞を入れて話す

③ライバル会社の状況を話す

④本社(仕入先)情報を話す

⑤社長が最後に自分の意見を言う という手順です。

会議は朝6:40からやっているそうです。理由はお客様から絶対に電話が掛かってこないから。

人の真似ができるのは感性が良いそうです。したがって人の会社の勉強をする前に、自分の会社の良い点を勉強すべきだといいます。でもやらない。

そこで武蔵野では、賞与で人の真似をしたときは、誰のことを真似たのかを書かせる書式にしたそうです。こうるすと良いことの横への水平展開のスピードが高まったそうです。

さらに考えるとは、過去に経験をしたことを思い出す時間であり、新しいとはその組み合わせを考えることだと言い切っていました。

環境整備にも力を入れているそうです。朝30分おしゃべりしながら掃除させるそうです。嫌がることをずっとやらせると素直になると言っていました。

さらに上司は長期休暇を必ず取らせています。(7日間)こうすることによって部下が育つそうです。

飲み会も年間80回開催しています。なぜ上司の人と部下が飲みたがらないかというと、部下に上司が説教するからだそうです。そうではなくて、聞いてあげるようにすればよくなります。

1分間しゃべる機会が与えられるそうですが、1000円払えばさらにもう1分間しゃべれるようにしてあります。皆何をしゃべるかと言うと、部下がいかにすごいかという誉めるためにしゃべるそうです。

小山社長のすごいところははがきの活用です。上司が部下を誉めたときに、社長はそれを聞いていてすぐその部下にはがきを出すそうです。そうすればまず妻が見ますから、良い気持ちになるとのことです。

小山社長は年間3000枚のはがきを部下に向けて出しているそうです。

(3)資金繰り対策、銀行交渉の仕方

この部分で印象的だったのは、ある銀行に集中するのではなくて、都市銀行、地方銀行、信用金庫、政府系金融機関にバランスよく借り入れをすることだということでした。

理想の比率は、2:2:2:1とのことです。

もうひとつ印象的だったのは、当たり前と思っている常識を疑って、ともかく言ってみるとのことです。資金繰り表がいると言われても、出せないといってみる。場合によっては「じゃあ結構です」となることが結構あるそうです。

(4)利益計画の考え方

数字で知りたくない=現実を知りたくないということだと言っていました。

したがって数字はしっかり見るようにせよとのこと。その際損益計算書は社長と社員が力を合わせて利益を作りもので、社長だけの力ではなんともならない。

しかしながら貸借対照表は、社長一人の決定で作れる=社長の通信簿だとのことでした。

ここで具体的な意思決定ができるエクセルシートを使いながら説明がありました。

早く決定することが大事なことを例に挙げて説明されました。

最初の決定で合っているか間違っているかの確率は50%ずつ。

もし間違っていたら、なぜかをお客様から聞いて判断をします。そうすると今度間違える確率は25%。以下同様に繰り返していくと99%の確率まで行くには6回判断をすればよいことになります。

となると引き伸ばしてやらないよりは、どんどんやってすばやく決断を6回まですれば必ず合うということになります。

赤字の社長は小山社長の経験では決断が遅い人が多いそうです。

株式会社武蔵野は会社見学会をやって自分の会社を洗いざらい見せていますが(1人有料3.5万円)その際社長以外に必ず反対している役員1人、賛成している役員2人を一緒に連れてくるべきだと言っていました。

それは会社見学会から帰ってきてその会社で話し合うときに、真っ先に反対している役員に「どうだった?」と聞いて、「いやー良かったですね」と言わせればもう反対できなくなるからです。

組織については稟議はすべて携帯で決済だそうです。お金の流れは人の流れだからです。海外でも携帯の決済をするそうですが、文字化けしてわからないときは、100万円以下だったらOKだそうです。

もうひとつは、銀行の新年会が開かれたら何を差し置いても行けとのことです。

そこで支店長に必ず会って話をすべきだとのことでした。

さらに教育についても言っていました。

「企業は人の成長なくして会社の成長なし」なので教育にも力を入れています。

教育とは強制と割り切っているそうです。

早朝勉強会を7:30~8:15までは「教え」て、8:15~8:30が「育てる」だそうです。

どう育てるかというと、この最後の15分間で平社員からコメントをしてもらいます。それには「ウソ」や「ホラ」がいっぱい入っているので、言った後で「ヤバイ」と感じてなんとかしようとするということです。

動機が不純でも、感性は良くなるそうです。気づいてアクションを変えることができるということです。

仕事を教えてくれるのは上司ではなくて、お客様がお金を払ってくれるのが社会人と学生が違う最大のポイントだそうです。

最後に会社はたった1年で変わるそうです。自分で決めたことは必ず実現すると力説していました。

計画は夢に数字と期限を入れることだと言っていました。有言実行がベストということで締めくくられました。

さてなぜこれが無料なのかという点ですが、それは、株式会社武蔵野が経営サポートを事業としているからですね。つまりまずは経営サポートパートナーに入ってください(月会費10万5千円、月会費2万6250円)→毎月開かれているイベント(小山昇の実践経営塾、幹部実践塾、社長と飲み歩き会、1000人バーベキュー、社員忘年会への参加、入社式への参加、お中元、お歳暮同行訪問、ラスベガス研修など30個/パートナーは会費以外に別途費用がかかります。) に参加してくださいという誘導なのですね。

経営サポート事業は、ダスキンを取り扱っている会社でも全然別のものの販売なので問題がないそうです。

つまりこのイベントも集客の一大イベントだったわけです。アンケートに資料請求の○付けができるようになっていました。


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☆ヒットする新商品・サービス開発のポイント
(1)セミナーを無料でホテルにて開催する。会場には400人来場。
(2)経営サポート事業のしっかりしたパンフレット、武蔵野探訪記、小山昇の実践用語集CDなどおみやげがたくさん付いている。
(3)サインを求める人は終わるまで対応し続けた。
(4)セミナーを次の事業につなげるための機会としている。

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